Are you Charles Bronson?

ずいぶん前になりますが、友人とカナダ旅行に行った時の話です。

15人ほどのツアーがカナダの地に降り立つと、

カナダ人のドライバー兼案内役のジョンさんが待っていました。

旅は始まったばかり。

ジョンさんは、我々日本人の団体客と微妙な距離を保って、

どう接していいかわからなくて戸惑っているように見えました。

 

私は、友人に「ちょっとジョンさんを笑わせてくるね。」と言って、

ジョンさんに近づいて行きました。

ドキドキしながら「ハーイ!」と声をかけると、ジョンさんは

「?」と外国人特有の身振りをしました。

「Are you Charles Bronson?」

そう言うと、一瞬、間があって、ジョンさんは大笑いしました。

大成功でした。

チャールス・ブロンソンとは、日本の男性化粧品「マンダム」のCMでも知られた

往年のハリウッドスターです。

ジョンさんは、チャールス・ブロンソンに、とてもよく似ていたのです。

あとで添乗員さんに「ジョンさんに、何かプレゼントしました?」と

聞かれました。「いいえ、何も。」と答えると、

「ジョンさんが、『彼女からプレゼントを貰った』と大喜びでしたよ」と。

たった一言の簡単な英語が、ツアーの雰囲気を和らげるきっかけになったのでした。

 

英語が好きで、英会話の教室にも通いましたが、使う機会がないせいか、

相変わらず中学英語の域を出ていません。

でも、外国語って、コミュニケーション・ツールのひとつなんですよね。

話せるようになることよりも、何を伝えるかが大事ではないでしょうか。