残暑お見舞い申し上げます

お盆が終わりました。

お墓参りには行かれましたか?

 

我が家のお墓は、大きな霊園の一角にあります。

炎天下のお墓は、日陰もありません。

ちょっと草むしりしただけで、汗が吹き出しました。

でも、綺麗に掃除して、お花を供え、

お線香とローソクを灯して、手を合わせると、

何とも清々しい気持ちになるものですね。

亡くなった人を偲ぶお盆は、

自分の人生を見つめ直す時間なのかもしれません。

 

お盆だからでしょうか、

ふと、こんなことを思い出しました。

ずいぶん前のことなので、それがどこのお寺だったか

憶えていないのですが、

友人3人で、戒壇巡りをしたことがあります。

戒壇巡りは、胎内巡りとも言われ、

真っ暗闇の通路をくぐり抜けることで、

穢れが落とされるというものです。

 

言い出しっぺなので、しかたなく私が先頭になり、

ダンゴ3姉妹のように連なって、恐る恐る中に入りました。

初めて体験する真っ暗闇に、引き返したくなりましたが、

後ろから押されるので、前に進むしかありません。

全く何も見えないので、手探りで壁をつたっていきました。

初めは、3人ともヒャーヒャー言っていましたが、

真の暗闇に押しつぶされそうで、

次第に無言になりました。

 

しばらく進んでいくと、針の先ほどの小さな光が見えました。

その時は、ほんとうにホッとしました。

私たちは、その光を目指して、前に進んで行きました。

再び光の中に戻った時、ちょっとオーバーですが、

「胎内巡り」して、生まれ変わったような気持になりました。

 

当時、私には悩み事があって、暗闇にいるような気分でした。

そんな時に、戒壇巡りで見たあの光は、

漆黒の暗闇の中の、文字通り「一筋の光」のように思えました。

こじつけかもしれないけど、あの光は「希望」だったと。

どんな真っ暗闇でも、小さな希望があれば、

前を向いて歩いて行けると思ったのです。

 

あれから、いろんなことがありました。

これからも、いろんなことがあるでしょう。

でも、小さな希望の光があれば、

それを目指して歩いて行こうと思っています。