沢田研二さんのコンサート中止で思うこと

沢田研二さんが、突然コンサートを中止したことで、

テレビのワイドショーでは賛否両論が飛び交っていました。

いろんな人が、いろんなことをコメントしていましたが、

私は「一杯の会場でないと歌わない」という沢田さんの「意地」は、

わかる気がしました。

賛否はともかく、それは、プロとしての「美学」なのでしょう。

 

私なら、一人でもお客さんがいたら歌います。

それが、プロだと思うからです。

でも、私は、沢田さんの「美学」を非難する気にはなれません。

今回の報道で知りましたが、沢田さんは過去の遺産に頼らず、

70歳の今日も新曲を出し続け、全国コンサートを行っているそうです。

紅白歌合戦も「新曲しか歌わない」と言ったというエピソードは、

現役であることの自負が、強烈に伝わってきます。

これもまた、本物のプロの在り方だと思うのです。

 

スーパースターだった沢田さんが、会場をいっぱいにできなかったことを、
「実力がないから」と認めるのは、どんなに悔しかったことか...。

テレビは、過去の美しいジュリーの姿や、伸びやかな歌声を聞かせながら、

70歳の今の沢田さんの姿を映し出していました。

ああ、人は誰でも歳を取るんだな...と、時の流れの残酷さを思いました。

でも、沢田さんは、あくまでも前を向いていました。

きっと、いつか、スーパーアリーナを満杯にしてくれるでしょう。
「あと10年」と言わず、100まで歌い続けて欲しいものです。

 

 

それと、こんなことも考えました。

昔の歌が流れる中で、こんな歌詞がありました。

「聞き分けのない女の頬を ひとつ ふたつ 張り倒して…」

まあ、何という歌詞でしょう!

若い頃は何も考えず口ずさんだものだけど、こんな歌詞、

今だったら絶対「パワハラ!」「セクハラ!」って

糾弾されますよね。

昭和が遠ざかっていくのを感じてしまいました。