紅葉の奈良公園と般若寺のコスモス

11月とは思えない暖かい日、

友人と三人で、興福寺に再建された中金堂をお目当てに、

紅葉の奈良公園を訪れました。

その日は、正倉院展の最終日ということもあるのか、

奈良公園は、いつもより人出が多いように感じました。

とは言え、奈良公園界隈は広々としているので、

人混みの窮屈さはまったくありません。

紅葉シーズンの京都と比べると、なんともおおらかで、

やっぱり奈良は、ゆったりしていていいなーと思ってしまいます。

 

お目当ての中金堂は、特徴的な朱色に塗られ、

平城宮跡大極殿によく似た印象を持ちました。

ご本尊の如来さまは金色に輝いており、

柱に描かれた高僧の絵は極彩色でした。

古色蒼然とした仏像や建物を見慣れてるせいか、

「何だか、有難味が感じられないねえ」などど

罰当たりなことを言いつつも、お賽銭を入れて、

しっかりお参りしました。

 

拝観を終え、猿沢の池への階段を降りていくと、

土産物のお店がずらりと並んでいます。

何も買わず、お店を冷やかしながら食事処に向かいました。

地域情報誌の読者、一日限定4組サービス料金というので

早くから予約していたのです。

黒豆が二粒、金の糸に通してあったりして、

ちまちまと、凝った可愛いお料理が出て来ました。

サービスにコーヒーまでついたのに、

美味しいうえにお安くて、大満足でした。

 

興福寺の駐車場に戻る途中、草餅で有名なお店の前を通ったとき、

テレビで何度か見たことがある「高速餅つき」が始まりました。

まるで私たちが通るのを待っていたかのようなタイミング。

しかも最前列で!

食後すぐで、おなか一杯だったので、一個130円也りの草餅を

食べ損ねました。

家に帰ってから、おみやげに買えばよかったと後悔しましたが、

後の祭りでした。

ちょっと感動したのは、古い町家のローソンがあったことです。

「町家風」ではなく本物の町家で、奈良らしくて風情がありました。

写真に撮ればよかった、と、これも後の祭り…。

 

そのあと、コスモス寺と言われている般若寺に向かいました。

多分、もうコスモスは終わってるだろうな、と

あまり期待していなかったのですが、花はまだ残っていました。

茎は伸び切っていて、花も半分ぐらいは枯れていましたが、

それでも友人は「わあ、きれい!」と歓声上げていました。

 私は、般若寺のいかにもひなびた風情が好きなのですが、

人によっては評価が分かれる所らしく、

いつ行っても、ほぼ貸し切り状態です。

今回も、整備された駐車場には私たちの車しかありませんでした。

帰りに、やっと一組のご夫婦が来られましたが。

庭のベンチに座って、コスモスを眺めながら、
おばちゃん三人、いろんな話で盛り上がりました。

 人生いろんなことがあるけれど、リフレッシュした一日でした。

また頑張ろう!と思ったことでした。

 

ただ、後悔しているのは、

写真嫌いな女三人(鑑賞に耐えないと自覚しているため)

一枚も写真を撮らなかったことです。

興福寺の五重の塔も、町家のローソンも、

高速餅つきも、見納めのコスモスも…。

せめて景色だけでも撮ればよかったと、これも後の祭りでしたね。

 ブログに写真をアップするということを、

すっかり忘れていました(涙)。