小犬の無垢な目に癒されました

夕方、外出先から帰ってきたとき、

小犬を散歩させている人に出会いました。

車から降りようとすると、小犬(たぶんパグ?)が

まん丸い目で、じっとこちらを見ています。

脚を踏ん張って、好奇心全開で、全身で、

「どこ行ってきたの?」と言っていました。

 

思わずかけよりました。

子どものころ、放し飼いの犬に追いかけられたのがトラウマで、

犬はちょっと(とても?)苦手です。

でも、あんな目を見てしまったら、素通りなんてできません。

すると小犬は立ち上がって、「遊んで、遊んで」と

脚をバタバタさせました。

おそるおそる両脚を握ったら、細い脚から、

小犬の気持ちが全部、流れ込んでくるようでした。

真っ黒な、まん丸い目にまっすぐ見つめられ、

何だか切なくなりました。

小犬の気持ちに応えられないのが申し訳なくて。

 

小犬は、まだまだ遊びたそうでしたが、私が家に入ろうとすると、

飼い主の女性が「ありがとうございました」と言われました。

遊んでもらったのは、私の方なのに…。

癒してもらったのは、私なのに…。

 

以前、こんな詩を書いたことがあります。

 

    こいぬ

こいぬが 走って来る

体ぜんぶ 心にして

心ぜんぶ 私に向けて

まっすぐに まっすぐに

走ってくる

 

そんなにしっぽをふっては いけないよ

そんな目で 私を見つめないで

きみを 見ていると

悲しくなってくるから